その他

世界初・薪能と薪京劇の競演

能楽出演者紹介

能「楊貴妃」 シテ
渡邉荀之助

重要無形文化財総合指定保持者。能楽宝生流シテ方。昭和二十四年石川県金沢市に生まれる。 父、兄共に宝生流シテ方重要無形文化財指定という環境のもと、三歳で能の稽古を始め、四歳で初舞台を踏む。東京芸大音楽部邦楽科に入学。同大学を中退し、第十八世宝生流宗家・宝生英雄の内弟子となる。
昭和五十二年に独立。「賀宝会」を主催。
 東京、金沢、他での演能活動、海外公演など精力的に活動する。昭和五十八年「道成寺」、昭和六十一年「石橋」、平成十年「翁」披演。平成十年、金沢ルネッサンス冬まつりで「ボレロ」(ラヴェル)を舞う。
平成十一年吉村雄輝追善会で「楊貴妃」出演。能と京劇の新作「西遊記」出演。平成十二年、能とバレエの新作「HAGOROMO」でマイヤ・プリセツカヤと共演。伝統を重んじながらも、「新感覚の芸人」として独自の生き方を志す。
 NPO法人世界芸術文化振興協会副会長。


能「楊貴妃」能「項羽」地頭
小倉敏克

宝生流シテ方。
 昭和二十一年十一月十二日千葉県千葉市に生まれる。昭和三十三年入門、宝生九郎に師事。昭和三十四年初舞台「鞍馬天狗」花見。昭和五十年「乱(和合)」、同五十六年「道成寺」、同五十七年「石橋」を披演。輝雲会を主宰。重要無形文化財総合指定保持者。


能「楊貴妃」能「項羽」後見
辰巳満次郎

宝生流シテ方。
 昭和三十四年生。昭和三十八年初舞台「国栖」子方。昭和五十三年、東京芸大音楽学部邦楽科に入学と同時に、十八代宗家、故宝生英雄の内弟子となる。「あまねく会」を主宰。(社)宝生会、(社)能楽協会会員。七宝会同人。大曲「道成寺」・「石橋」連獅子・「乱」披演。
 重要無形文化財総合指定保持者。NPO法人世界芸術文化振興協会理事。


狂言「太刀奪」シテ
山本則直

大蔵流狂言方。一九三九年生。故三世山本東次郎の次男。重要無形文化財総合指定(社団法人日本能楽会会員)。
昭和十九年『伊呂波』のシテで初舞台。
昭和五十一年度芸術選奨文部大臣新人賞受賞。
平成十七年度観世寿夫記念法政大学能楽賞受賞。
平成十八年度芸術選奨文部科学大臣賞受賞。