オペラ

オペラ 雛祭りのフィガロの結婚

◆第1幕 アルマヴィーヴァ伯爵邸。
     フィガロとスザンナは窮地の婚礼の日の朝。二人の新しい部屋。

フィガロ+スザンナ 二重唱
フィガロ(深見東州)は、寝具を置くために鼻歌まじりで部屋の寸法を計っている。スザンナ(大貫裕子)は、髪飾りを誰よりも早くフィガロに見せようとする。しかし、フィガロは、この部屋が伯爵がスザンナを誘惑するのに好都合であることを知らされ、憤慨する。

フィガロ
初夜権(領主が新婦と一夜を共にできる封建的特権)を使おうとする伯爵の下心に、フィガロは、スザンナを守る決意をする。ここでアリア、「殿様がもし踊りをなさりたければ」が歌われる。

マルチェリーナ+スザンナ 二重唱
借金の証文を盾に、フィガロに結婚を迫るマルチェリーナ(諸田広美)と、婚約者スザンナとの女の意地の対決。優位であったはずのマルチェリーナが、言葉巧みなスザンナに言いくるめられる。

ケルビーノ
伯爵夫人に恋焦がれるケルビーノ(エマ・フォスター)。その多感な心が、あらゆる女性を讃えあげる。
そして、伯爵が来たのでケルビーノは慌てて物陰に隠れる。

伯爵+バジリオ+スザンナ 三重唱
まるでケルビーノと伯爵(佐野正一)の隠れんぼ。バジリオ(大間知覚)までもが来るので、スザンナは四苦八苦。隠れるケルビーノを発見した伯爵は、怒り心頭。愉快この上ないのはバジリオ。

決めポーズ「シェーッ!」(観客大爆笑)

合唱
フィガロが村人を連れて来る。みんなは伯爵を讃えるが、伯爵は居心地が悪い。

フィガロ
伯爵にとってケルビーノは、目ざわりな存在。戦地への赴任を命令する。フィガロはケルビーノをからかいつつも、伯爵に対して確固たる意志を示す。
このオペラの中で最も有名なアリア、「もう飛ぶまいぞこの蝶々」が歌われ、ケルビーノは桃太郎に変身させられる。